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「まさか」はあるのか? 横須賀市長選(その1) [政治]

横須賀021.jpg
 横須賀線が120周年を迎えた今年の6月は、任期満了に伴う横須賀市長選挙が行われる月でもあります。
21日に公示され、28日に投開票が行われる市長選には、2期目を目指す現職と有力新人2人が既に立候補を表明しており、事実上三つ巴の争いとなりそうな様相を呈しています。
(注:16日には新たに女性経営者が立候補を表明しましたが、率直に言って全く支持基盤の無い「泡沫候補」の可能性が高いので、ここでは割愛します。どうぞ悪しからず。)

 現職の蒲谷亮一氏(写真上)は、歴代の横須賀市長から代々続く自治省出身の元官僚であり、その手堅い行政手腕を買われて現時点でも既に7割近い市議・会派の支援を取り付けています。
 しかし、前回公約として掲げた「米原子力空母(ジョージワシントン)の母港化反対」を当選後にあっさり投げ捨てて「容認」に転じた為、前回は支援に回った連合系の一部組合(市職労、教職員組合など)が猛反発。一部情報筋の話によると、「教職員組合に表立った動きは無いが、幹部らは『今回は蒲谷氏ではなく、対立候補(つまり呉東氏)を支持する』と明言している。」との事であり、蒲谷氏は前回よりも得票を減らす可能性が高い、というのがもっぱらの噂です。
 しかも、「蒲谷氏は何だかんだ言って結局何もしようとしないから、与党市議の中にも不満が渦巻いている」との話もちらほら聞かれる位ですから、従来型の組織選挙がどこまで通用するのか注目されます。 (つづく)

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コメント 4

sarisari

なんだかぱっとしませんよね横須賀市長選挙。。。
消去法でカバヤ氏に1票。
by sarisari (2009-06-22 18:10) 

yokohamachuo

いつもご覧戴きまして有難うございます。
確かに、現在の横須賀市民の間には色々な面で閉塞感が漂っているようであり、市長選も必ずしも盛り上がってはいない様子も窺えます。

当然、消去法で蒲谷氏に一票を投じる方も少なくないようですが、前回のように保守票が真っ二つに割れると面白い展開になりそうな予感もします。

by yokohamachuo (2009-06-22 20:51) 

筍ENT

市民でもなく選挙権もないので、なかなか実感もわきませんが、あっさり公約破棄はちょっと頂けないような気がします。

横須賀市民にとって“米原子力空母の母港化反対/賛成”は、あまり大きな関心事項ではないのでしょうか。
横須賀市民が選ぶ市長ではありますが、一度公約を反故にした市長が次に何か裏切らないか心配にならないのだろうか、などと思ってしまいます。

関心が薄い?とは言え、ちょっとみものですね。
by 筍ENT (2009-06-23 08:47) 

yokohamachuo

いつもご覧戴きまして有難うございます。

横須賀は現在も自衛隊関係者や米軍横須賀基地関係者が多く居住していることもあり、原子力云々への関心よりも、雇用や地元経済への影響を気にする傾向が多分にあるようです。

そうは言っても、記事で紹介したように一部労組は蒲谷氏の公約違反に反発していますので、接戦になるとこれが結構響いてくる可能性があります。

by yokohamachuo (2009-06-24 22:53) 

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