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横浜に咲く「絶滅危惧種」 [社会]

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 横浜市戸塚区内を流れる二級河川の柏尾川では、7月頃から所々で小さな黄色い花を見かけることができます。 この花は「ミズキンバイ」というアカバネ科の植物で、日本全国では4県(神奈川、千葉、高知、宮崎)でしか確認されておらず、環境省のレッドデーターブックでは”絶滅危惧種”に指定されているくらいの希少種だったりします。

 その為、大規模な河川改修が行われた3年前には遊水池(金井遊水池)への移植作業が行われるなど、行政からも手厚い保護を受けて命脈を保ち続けてきました。ただ、ミズキンバイは元々草丈が低く(伸びても50~60cm程度)、他の水草に光を遮られると生育できないという特徴があるので、地元ボランティアの方々が草刈りをして保存活動に取り組んでいるようです。

 それにしてもこの柏尾川、一見すると何の変哲も無い都市型河川なのですが、昭和初期から桜の名所としても知られていたり、普通にカワセミが飛び回っていたりするなど、なかなか侮れません(笑)。
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コメント 2

キャロロ

貴重な河川はコンクリートを脱却して、なおかつ安全で
緑豊かな河川へと未来は変貌を遂げてくれるといいですね。^^
by キャロロ (2010-08-30 23:26) 

yokohamachuo

いつもご覧戴きまして有難うございます。
おっしゃる通りで、川本来の姿を取り戻すためにはコンクリートの堤防を極力避ける方法を検討すべきでしょう。

それにしても、人間と自然が共存するというのは本当に難しいものだなあと、つくづく実感する今日この頃です。

by yokohamachuo (2010-09-02 01:30) 

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