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さようなら「ウメ子」 [社会]

小田原008.jpg
 神奈川新聞カナロコ等でも以下の通り大きく報じられていますが、国内最高齢のゾウ「ウメ子」が9月17日の朝、小田原動物園で天寿を全うしました。

 小田原城址(じょうし)公園(小田原市城内)にある小田原動物園で60年にわたって暮らしてきた雌のアジアゾウ「ウメ子」が17日、死んだ。推定62歳、人間なら約100歳。国内最高齢の一頭だった。ゾウ舎の前には早速、献花台と記帳簿が設けられ、ウメ子ファンの観光客らが足を止めていた。  男性飼育員(43)が同日午前8時40分ごろ、ゾウ舎内に横たわって死んでいるウメ子を見つけた。同日未明に老衰で死んだとみられる。9月現在の体高は2・3メートル、体長3メートル(鼻2メートル、尾1メートルを除く)、体重3トン。  飼育員によると、前日午後3時までに4回に分けて与えた計60キロのジャガイモやニンジンなどを完食するなど健康状態は良好で、変わった様子はなかったという。  ゾウは立って寝るといわれており、「横になった姿を初めて見た」と、ウメ子担当歴20年の飼育員。  ゾウ舎の回りに掘られた溝に落下してもけがひとつしなかったウメ子。大病知らず、歯も抜けず、不機嫌なときは長い鼻で来園者に水をかける癖も最近まで健在だった。「ウメ子が過ごしやすい涼しい9月を喜んでいたのだが…」。飼育員も市関係者も突然の別れを悲しんでいた。献花台と記帳簿は10月上旬まで置かれる予定。  同動物園を含む小田原城跡は国指定史跡のため、市はゾウ舎を撤去する方針。小田原動物園の動物は14匹のニホンザルだけとなった。  1950年にタイから同動物園に来園したウメ子の死で、井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)で飼育されている同い年の雌のアジアゾウ「はな子」が単独で国内最高齢となる。

 記者は今年の2月にウメ子に会って来ましたが(写真上)、記者の前ではとても大人しいゾウさんでした。一体全体、小田原での60年にも及ぶ生活はどのようなものだったのか、ちょっと聞いてみたい気がする記者なのでした。
 いずれにせよ、ある意味「小田原城の守護神」とも言うべき存在だったウメ子がいなくなってしまったのは、残念の一語に尽きます。

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コメント 2

キャロロ

ゾウの寿命がこんなに長いとは知りませんでした。
いずれにせよ、悲しい知らせです。
お疲れ様。ご冥福をお祈りします。
by キャロロ (2009-09-18 19:30) 

yokohamachuo

いつもご覧戴きまして有難うございます。
私も数年前にウメ子の還暦祝いが盛大に(?)行われたのを知り、「へえ~、ゾウってそんなに長生きするのかあ」と感心したものです。

ゾウは基本的に温厚でのんびりした性格ですから、その辺に長生きの秘訣があるのかもしれません。

by yokohamachuo (2009-09-19 21:22) 

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